忙しい毎日で、つい乱れがちな食生活。でも、食事を少し工夫するだけで、心と身体のバランスを整えられることをご存じですか?それが「薬膳」。薬膳は中医学の考えを基に、食材の持つ効能を活かして、体調や季節に合わせた料理を作る健康法です。今回は、初心者でも取り入れやすい薬膳の基本と、簡単なレシピをご紹介します!
薬膳とは?その魅力と基本的な考え方
薬膳は、食材一つひとつが持つ性質や効能を理解し、バランスを整える食事法です。以下のような特徴があります:
- 季節や体調に合わせてアプローチ:夏の暑さ対策や冬の冷え対策ができる
- 自然の力を活用:化学調味料に頼らず、食材そのものの力を引き出す
- 美容や健康のサポート:肌トラブルや疲労回復に効果的
例えば、「身体を温める」食材として生姜やシナモン、「余分な熱を冷ます」食材としてきゅうりや緑豆が挙げられます。
初心者向け!取り入れやすい薬膳食材
薬膳と聞くと難しそうに感じますが、実はスーパーで買える食材でも十分始められます。以下は、日常的に使いやすい食材の例です。
- 身体を温める:生姜、シナモン、ねぎ、黒ごま
- 滋養強壮:鶏肉、黒豆、山芋、ナツメ
- リラックス効果:菊花茶、ラベンダー、クコの実
これらを普段の料理に少し加えるだけで、薬膳効果を楽しむことができます。薬膳を楽しむ簡単レシピ
1. 生姜と黒ごまの薬膳スープ
【材料】
- 生姜(スライス): 3枚
- 黒ごま: 大さじ1
- 鶏がらスープの素: 小さじ1
- 水: 500ml
【作り方】
- 鍋に水を入れ、生姜と鶏がらスープの素を加える。
- 5分ほど煮立てたら黒ごまを加えて完成!
→ 冷え性改善におすすめのスープです。
2. ナツメとクコの実の薬膳茶
【材料】
- ナツメ: 5個
- クコの実: 大さじ1
- お湯: 300ml
【作り方】
- カップにナツメとクコの実を入れ、お湯を注ぐ。
- 5分蒸らして完成!
→ 疲労回復や美容効果が期待できます。
3. なつめと鶏肉のほうじ茶煮込み
なつめ(棗)の甘みとほうじ茶の香ばしさが絶妙にマッチした薬膳風煮込みです。冷え性改善や貧血予防におすすめ。
【材料】(2~3人分)
- 鶏もも肉: 200g
- なつめ(ドライ): 5~6個
- ほうじ茶(濃い目に淹れる): 300ml
- 生姜(スライス): 3枚
- 醤油: 大さじ1
- みりん: 大さじ1
- はちみつ: 小さじ1
【作り方】
- 鶏もも肉を食べやすい大きさに切る。
- 鍋にほうじ茶、生姜、なつめを入れて火にかけ、沸騰させる。
- 鶏肉を加え、アクを取りながら煮込む。
- 醤油、みりん、はちみつを加え、弱火で10~15分ほど煮込む。
- 器に盛り、お好みで刻みネギを添えて完成!
→ ほうじ茶の香ばしさとなつめの甘みが鶏肉に染み込み、上品な味わいです。
4. 黒ごまとさつまいもの薬膳ポタージュ
黒ごまとさつまいもの甘みを活かした、体を内側から温めるポタージュスープです。美肌や便秘改善にも効果的!
【材料】(2人分)
- さつまいも: 中1本(約200g)
- 黒ごま(すりごま): 大さじ2
- 豆乳: 300ml
- 水: 200ml
- コンソメ: 小さじ1
- 塩: 少々
- オリーブオイル: 小さじ1
【作り方】
- さつまいもを皮ごとよく洗い、一口大に切る。
- 鍋にさつまいも、水、コンソメを入れて柔らかくなるまで煮る。
- 粗熱を取ってミキサーにかけ、豆乳と黒ごまを加えてなめらかにする。
- 鍋に戻し、弱火で温め、塩で味を調える。
- 器に盛り、オリーブオイルを垂らして完成!
→ さつまいもの自然な甘みと黒ごまのコクが特徴の贅沢な一品です。
薬膳火鍋のレシピ
【材料】(2~3人分)
火鍋スープの材料(鍋底)
- 鶏ガラスープ: 1000ml
- 豆板醤: 大さじ1
- 甜麺醤: 大さじ1
- 生姜(スライス): 4~5枚
- にんにく(潰す): 3片
- 八角: 1個
- 花椒(ホアジャオ): 小さじ1
- クコの実: 大さじ1
- なつめ(棗): 4~5個
- シナモンスティック: 1本(あれば)
- 醤油: 大さじ2
- みりん: 大さじ1
- 塩: 小さじ1
- ごま油: 大さじ1
具材
- 薄切り牛肉または豚肉: 200g
- 鶏肉(もも肉、一口大に切る): 150g
- 白菜: 1/4個
- 春菊: 1束
- えのき: 1袋
- 椎茸: 4~5個
- 木綿豆腐: 1丁
- 長ねぎ: 1本
- さつまいも: 薄切り数枚(体を温める効果)
- 生麺または春雨: 適量
薬味ダレ(ディップソース)
- 醤油: 大さじ2
- 黒酢: 小さじ1
- ごま油: 小さじ1
- すりごま: 大さじ1
- にんにく(すりおろし): 少々
- 生姜(すりおろし): 少々
【作り方】
- スープを準備
鍋に鶏ガラスープを入れ、八角、生姜、にんにく、花椒、なつめ、クコの実、シナモンスティックを加えて弱火で煮込む(約10分)。 - 調味料を加える
豆板醤、甜麺醤、醤油、みりん、塩を加え、香りが立つまでさらに5分ほど煮る。最後にごま油を加えて火を止める。 - 具材を準備
白菜、春菊、えのき、椎茸などの野菜を食べやすい大きさに切り、鶏肉や豆腐も準備する。 - 火鍋を楽しむ
スープを火鍋専用鍋(仕切り付きなら片方は薄味のスープを用意しても◎)に移し、具材を好きな順で入れて煮込む。 - 薬味ダレで味変
お好みで薬味ダレを作り、火鍋の具材をディップして楽しむ。
ポイント
- 薬膳効果:
- クコの実やなつめで冷え性改善や美肌効果を狙えます。
- 花椒と八角のスパイスで体を芯から温め、巡りを良くします。
- 辛さ調整:豆板醤の量でお好みの辛さに調整してください。
- 仕切り鍋を活用:辛いスープとあっさりスープの両方を用意すると家族みんなで楽しめます。
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まとめ
薬膳は特別な知識がなくても、身近な食材で始められる健康法です。まずは、生姜やナツメなど、手軽な食材を使ったレシピから始めてみませんか?薬膳で心も身体も健康に、美しく整えましょう!
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