疲れがとれないのは隠れ貧血かも!?潜在性鉄欠乏とは?

健康

あなたの疲れや怠さの原因はどこから?

疲れやだるさの原因は多岐にわたります。以下は、主な原因です。

そのひとつに隠れ貧血であることがあなたの疲れの原因かも?

今回は隠れ貧血(潜在性鉄欠乏)についてフォーカスしていきます。

  1. 不十分な睡眠: 睡眠不足は最も一般的な疲れやだるさの原因の一つです。十分な質の高い睡眠がないと、体が回復できずに疲労が蓄積します。また、睡眠時無呼吸症候群や不眠症などの睡眠障害は、疲労感を増加させる可能性があります。こちらの記事もおすすめ→ ぐっすり眠るための秘訣まとめ
  2. ストレス: 長期間にわたるストレスや心の負担は、身体的な疲労を引き起こすことがあります。ストレスホルモンのコルチゾールの過剰分泌で体調を乱すことがあります。最悪の場合副腎疲労症候群という状態になる可能性があります。
  3. 栄養不足: 不健康な食事習慣や栄養不足は、エネルギー不足やミネラル・ビタミン不足を引き起こし、疲労感を増加させることがあります。食事を菓子パンで済ませたり、揚げ物や炭水化物ばかり食べているとカロリーは足りてるのに栄養失調になる可能性があります。
  4. 貧血: 貧血は、酸素供給が不足し、疲れやだるさを引き起こすことがあります。子宮筋腫や生理不順、過度な筋トレは貧血を起こす可能性があります。
  5. 慢性疾患: 慢性的な疾患や感染症は、持続的な疲れ感を引き起こすことがあります。
  6. 薬物やアルコール: 一部の薬物やアルコールの乱用は、肝機能に負担がかかり、疲労感を引き起こす可能性があります。

これらの原因は個人によって異なります。持続的な疲れやだるさが続く場合、医療専門家と相談して原因を特定し、適切な対策を講じることが重要です。

貧血の症状

下記のような貧血の自覚症状があるのにも関わらず、健康診断ではヘモグロビンが正常値の範囲内であれば、貧血と診断されないので多くの方は見逃されてしまいます。

実は隠れ貧血を診断する検査項目は「フェリチン」という項目ですが、健康診断ではフェリチン値は検査項目に入っていない為隠れ貧血が見逃されてしまいます。下記症状で悩んでいる場合はフェリチン値を検査していただくことをおすすめします。

【フェリチンとは】

フェリチンは、鉄の蓄えを示すタンパク質です。鉄は体内で赤血球のヘモグロビンの一部として使われ、体内で貯蔵されます。フェリチンはこの鉄の蓄えを保持しています。

高い場合はは鉄過剰症や肝臓疾患などの問題を示す可能性があります。一方、低い場合は鉄欠乏症や貧血の原因となることがあります。

【貧血の症状】

みなさんはいくつ当てはまりますか?5つ以上当てはまると隠れ貧血の可能性

  • 冷え性でクーラーが苦手
  • 朝起きるのがつらい
  • 休日は出かける元気がない
  • 階段をのぼると息切れする
  • 慢性的な肩こり
  • 皮膚や爪、髪が薄い
  • ぶつけるとすぐに青あざになる
  • 集中力を維持するのが難しくなり、仕事や学業に影響が出る
  • 耳鳴りや耳の不快感が頻繁に起こる
  • 疲労感がたまりやすく、日中の活力が低下する
  • 精神的に不安定になりうつやパニック障害のリスクが増加する
  • 不妊のリスクが高まり、妊娠しにくくなる可能性がある
  • 食欲不振が続き、食事が楽しめない
  • 便秘や下痢が繰り返し起こる
  • 眠りが浅く、眠りが途切れることが増える
  • イライラしやすく、気持ちが不安定になる
  • 頭痛が頻繁に起こる

隠れ貧血を防ぐため

食べ物から摂取する

ヘムヘム鉄とは

ヘム鉄は動物性食品に多く含まれています。例えば、赤身の肉、魚、鳥肉、レバーなどに豊富です。

非ヘム鉄は主に植物性食品に含まれています。穀物、豆類、野菜、ナッツ、種子などがその例です。

ヘム鉄はヘム分子に包まれています。この形態の鉄は血液中で酸素を運び、吸収率が非常に高いとされています。また、ヘム鉄は腸から容易に吸収され、鉄不足の状態でも比較的効率的に摂取できます。

非ヘム鉄はヘム分子に包まれておらず、ヘム鉄よりも吸収率が低いとされています。

非ヘム鉄の吸収はビタミンCを同時に摂ることで、非ヘム鉄の吸収率が向上します。

こちらの記事もおすすめ→ビタミンCたっぷり!必食の食べ物リスト

【ヘム鉄を多く含む食材】

  1. 赤身の牛肉
  2. 豚肉(特に豚の内臓部位)
  3. 鶏肉(特に鶏のもも肉)
  4. ラム肉
  5. 牛のレバー
  6. 鶏のレバー
  7. 牡蠣
  8. ひもの
  9. シーフード(ムール貝、エビ、アサリなど)
  10. 魚(マグロ、鯖、鰻、サケなど)
  11. 鳥のもも肉
  12. シーフード(カニ、ロブスター、ホタテなど)
  13. ソーセージ
  14. パテ(肉のペースト)
  15. ビーフジャーキー

これらの食材をバランスよく食事に取り入れることで、鉄分を適切に摂取し、隠れ貧血を予防できます。ただし、鉄分の吸収を助けるために、ビタミンCを多く含む食品(オレンジ、トマト、ピーマンなど)と組み合わせて摂ることをおすすめします。また、個々の栄養ニーズや食事制限に応じて、栄養バランスを考慮した食事プランを立てることが大切です。

鉄分補給のアイテム

鉄分を補給するには食べ物以外でも取り入れることができます。みんなが使っている人気の鉄補給アイテムをいくつかご紹介します。

①南部鉄器でつくった鉄玉子

こちらの商品は、お味噌汁やぬか漬けに入れて調理するだけで、鉄が溶け出し鉄分を摂取することができる大人気のアイテムです。シンプルな玉子型だけでなく、キャラクターも豊富です。

◆鍋物やごはんを炊くときなどに入れる。
◆ナスの料理に使うと色がキレイになる。
◆漬物の色づけに使える。
◆黒豆と一緒に煮てつや出しに(クギを入れるのと同じ原理)
◆アサリ・シジミなど貝類の砂出しに。
◆花びんに入れると花が長持ちする。

南部鉄器 小笠原陸兆作 フライパン

岩手県水沢で南部鉄器を作り続けた鋳物師・小笠原陸兆さんのミニパン。

なんと栗原はるみさんも愛用しているというこのフライパン。

調理時には身体に吸収されやすい二価鉄を多く含んだ鉄分が溶出するため自然に鉄分補給ができ、さらに食材のもつ旨みを引き出してくれるという特徴もあります。

一生ものの道具として・・・ギフトにもおすすめです。

③岩鋳 南部鉄器  急須

日本を代表する岩手県盛岡の南部鉄器メーカー「岩鋳」製の南部鉄器

お湯を沸かす度に、鉄分を摂取することができます。

ここで要注意なのが、錆ないよう内面にホーロー加工がされている急須は鉄分補給ができません。

購入する際は必ずホーローなしの商品を選びましょう。

下記の商品は職人技が光る高品質な商品で、現在も売れ続けている急須です。

フェリチン値を検査する方法

フェリチンを調べてみたいと思ったけどどうやって調べたら良いかわからないという方は、下記内容を参考にしてください。

分子栄養学(オーソモレキュラー療法)オーソモレキュラー医学会 を取り入れたクリニックではフェリチン値を測定してくれます。フェリチン値だけでなく様々なビタミン、ミネラル等の栄養素の過不足で引き起こされている身体の不調を、血液検査をもとに分析し、個々に合ったサプリや栄養指導をしてくれる治療法です。こうした治療法はここ数年で拡大しており、色々な書籍も出版されています。

ただし、一般病院では行っていないことが多く、治療費も保険適用外のため、数万円かかる場合が多いです。健康診断では異常がないのになんとなく不調が続くが、何をしていいのかわからないという方は、方向性を探るために受けていただくことをおすすめします。

個人病院などでは依頼するとフェリチンを測定してくれるところもみられます。ただし、隠れ貧血に関する知識を持つ医師でないと、測定したものの最適な治療法を提案してもらえない可能性があります。

それでは意味がないので院内ブログや病院のHPで取り上げられているような病院を選ぶことをおすすめします。

病院を探すときに参考になるサイトをご紹介します。上記分子栄養学(オーソモレキュラー)のサイトで関与しているクリニック一覧が確認できます。全国に拡大しているので地方の方でも受けられる可能性があります。

クリニック検索

実際にやってみた結果

実は分子栄養を取り入れている美容クリニックに在籍しており、自分で検査してアドバイスを受け、サプリメントや食生活の改善を行った結果、様々な変化がありました。

  • 起床が楽になった
  • 冷え性が緩和した
  • 休日も活動できるようになった
  • ニキビや毛穴開き、テカリが治った
  • メンタルが安定した
  • 頭痛が減った

等の改善がみられ、自身での実感がすごく感じられました。

分子栄養学(オーソモレキュラー)について詳しく知りたい

「分子栄養学」オーソモレキュラー療法とは食事と健康の関係を科学的に深掘りする分野で、私たちの体内で何が起きているかを分子レベルで理解しようとするものです。

分子栄養学は、個々の遺伝子や分子がどのように栄養素に反応し、私たちの健康に影響を与えるかを追求します。

【分子栄養学のに関するおすすめの書籍をご紹介します】

分子栄養学が広がっている理由

人々はライフスタイルが多様化すると同時に、個別的な健康管理を求めています。

分子栄養学は、遺伝子や個人の生活習慣に合わせたアプローチを提供することで自分に合った健康をを目指す指標となります。

今までの医療は病気の治療に焦点を当てていましたが、分子栄養学は予防医学の一環として注目されています。健康な生活習慣を通じて疾患のリスクを軽減し、長寿と健康な老後を追求する考え方が浸透しています。

個人の健康を最適化し、疾患の予防に貢献する可能性が高い分野として、多くの人々に注目されています。

身体の不調で悩んでいる方は、新しい考え方を取り入れてみてはいかがですか?

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