肌荒れや大人ニキビに悩む方の間で、「ピーリング成分入りスキンケア」が再び注目されています。
ただし、「なんとなく良さそう」で選ぶと刺激が強すぎたり、逆効果になることも。
この記事では、医療や研究でも用いられているピーリング成分の効果と種類の違いを詳しく解説し、
ニキビ予防におすすめの低刺激ピーリング化粧品もあわせて紹介します。

ピーリングとは?角質ケアだけではない重要な働き
ピーリングとは、肌表面の古い角質や毛穴の詰まりを化学的または物理的に取り除くスキンケアのことです。
ターンオーバーを促進し、毛穴詰まり・くすみ・ざらつきの改善に効果があります。
また、ニキビの原因である毛穴の詰まり(角栓)やアクネ菌の増殖を防ぐため、医療現場でもピーリング治療が行われています。
ニキビケアに使われるピーリング成分とその特徴
■ AHA(フルーツ酸)
- 種類:グリコール酸、乳酸、クエン酸など
- 効果:表皮の角質をやさしく除去
- 強さ:比較的マイルド(濃度により異なる)
- 特徴:くすみ・ごわつき改善、毛穴の詰まりに有効
研究例:
グリコール酸は、軽度から中等度のニキビに有効であるとした臨床研究(J Clin Aesthet Dermatol. 2010)も存在。
■ BHA(サリチル酸)
- 種類:サリチル酸、リポソーム化サリチル酸
- 効果:脂溶性で毛穴内部の角質に届く
- 強さ:やや強め(敏感肌は注意)
- 特徴:皮脂詰まり、黒ずみ、炎症ニキビ向け
研究例:
BHAはアクネ菌の増殖抑制作用もあり、思春期ニキビに有効(Dermatol Surg. 2001)。
■ PHA(ポリヒドロキシ酸)
- 種類:グルコノラクトン、ラクトビオン酸
- 効果:保湿力がありながら角質を柔らかく除去
- 強さ:AHAよりもマイルド
- 特徴:敏感肌や乾燥肌にも使えるピーリング成分
研究例:
PHAは肌バリアを守りつつピーリングできることから、アトピー肌や乾燥肌にも使用可能とされる(Am J Clin Dermatol. 2008)。
ピーリングの強さと使用頻度の目安
成分 | 肌への刺激 | 初心者向け | 使用頻度の目安 |
---|---|---|---|
AHA | 弱〜中 | ○ | 週2〜3回 |
BHA | 中〜強 | △(敏感肌は注意) | 週1〜2回 |
PHA | 弱 | ◎(敏感肌もOK) | 毎日使用可(処方による) |
※赤み・刺激が出た場合は中止し、皮膚科に相談しましょう。
【ニキビ予防におすすめ】ピーリング効果の強さ順ランキング4選(レビュー付き)
ニキビ予防や毛穴詰まりの改善には「ピーリング成分配合」のスキンケアが効果的です。ここではピーリング効果の強さ順に、厳選した4製品をご紹介します。
第1位:Obagi(オバジ) 酵素洗顔パウダー
・ピーリング成分:酵素(プロテアーゼ・リパーゼ)+ビタミンC誘導体(APPS)
・特徴:毛穴・角栓ケア、くすみ除去、即効性のあるつるつる感
・こんな方におすすめ:すぐに手ごたえが欲しい方、皮脂・黒ずみが気になる方
レビュー
泡立てた酵素洗顔で毛穴がスッキリ、週2〜3回の使用で明らかな手ごたえあり。Cセラムを併用することで透明感が出ると実感の声多数。
第2位:サンソリット スキンピールバー(AHA/ティートゥリー)
美容クリニックでも販売されているピーリング石鹸。種類があるので自分に合ったものを選べる。
・ピーリング成分:AHA(グリコール酸)+ティートゥリーやハイドロキノンなど(製品別)
・特徴:医療機関で扱われる本格ピーリング石けん。洗い上がりしっかり。
・こんな方におすすめ:脂性肌・ニキビ肌、角質肥厚が気になる方
レビュー
1週間ほどでざらつきが取れ、ニキビが減ったという声も。赤や青タイプはマイルドに比べると明らかにピーリング力が強め。敏感肌は注意が必要。
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【サンソリット スキンピールバーの4種類とAHA濃度】
製品名 | AHA濃度 | 肌タイプ向け | カラー |
---|---|---|---|
AHAマイルド | 約0.6% | 乾燥肌・敏感肌 | 緑 |
AHA | 約1.0% | 普通肌・混合肌 | 青 |
ティートゥリー | AHA+ティートゥリー | ニキビ・脂性肌向け | 赤 |
ハイドロキノール | AHA+ハイドロキノン | シミ・くすみ・角質ケア重視 | 黒 |
※正確な濃度は非公開ですが、皮膚科向け資料などから推定
第3位:ドクターシーラボ VC100エッセンスローションEX(薬用)
・ピーリング成分:乳酸(マイルドなAHA)+ビタミンC誘導体(APPS)
・特徴:肌のハリ・ツヤ・くすみに総合的にアプローチ。保湿力も高く、エイジングケアにも。
・こんな方におすすめ:刺激が苦手な方、乾燥やくすみも気になる方
レビュー
しっとりした使用感で肌がふっくら。ピーリング感は控えめながらも、使い続けることで肌のなめらかさやトーンアップを実感。
第4位:ナールスピュア(導入化粧水)
・ピーリング成分:乳酸(マイルドなAHA)、ナールスゲン(エイジングケア成分)
・特徴:肌バリアを壊さず、うるおいを保ちながらやさしく角質ケア
・こんな方におすすめ:肌の揺らぎが気になる方、30代以降のエイジングケアに
レビュー
刺激がほぼなく、敏感肌でも継続しやすい。ニキビよりもくすみ・ごわつき・肌のハリ対策に使っている人が多い。
ピーリングの注意点とよくある質問
- Q:毎日使っても大丈夫?
→ PHAや低濃度AHAは可能。ただしBHAは週1〜2回が目安。 - Q:日焼けに注意って本当?
→ はい。ピーリング後の肌は紫外線に敏感なので、必ず日焼け止めを使用しましょう。 - Q:肌がピリピリするけど大丈夫?
→ 一時的な反応なら問題ありませんが、赤み・かゆみが強い場合は中止を。
まとめ:ニキビ予防のスキンケアに“正しいピーリング”を
自己流の角質ケアで逆に肌を傷めてしまう人も多い現代。強いピーリングが合うとは限りません。
肌状態に合わせて選び、週1〜2回の使用から始めるのがコツです。ピーリング成分は正しく選べば、ニキビの原因を根本から予防する頼れる味方です。
気になる毛穴や繰り返すニキビに悩んでいるなら、まずは自分に合ったピーリングケアを始めてみませんか?
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