こんにちは、美容クリニックで働くナースです。ニキビでお悩みの方々、保険薬が中心の皮膚科で処方される薬を飲んでいる方も多いのではないでしょうか？実は、その中に含まれる抗生物質が、思わぬところに悪影響を与えている可能性があるのです。
一般皮膚科でとりあえず処方される抗生物質
ニキビで出される処方薬は一般的にビタミン剤や抗生物質などがあります。私も過去にニキビ改善の為一般皮膚科に通っていたことがあります。
その時処方された薬もビタミンBとビタミンCと抗生物質と外用薬でした。当時はなんの疑いもなく出された薬を内服していましたが、美容クリニックで働くようになってニキビの治療薬で抗生物質を内服することは極力控えたほうが良いという結論に至りました。
ちなみに一般皮膚科に通ってニキビは改善しませんでした笑
抗生物質とは
抗生物質は、微生物（細菌や真菌など）が原因となる感染症を治療するための薬剤のことです。これらの薬は、細菌の成長や増殖を阻害し、感染を治療したり、予防したりする目的で使用されます。
抗生物質は通常、細菌による病気や感染症を治療する際に使われます。例えば、扁桃炎、中耳炎、尿路感染症、肺炎、皮膚感染症などの症状を改善するために医師が処方することがあります。
これらの薬は、細菌が増えるのを止めて、病気の症状を和らげたり、免疫システムが病気に戦う時間を作ったりします。
一般皮膚科はニキビ菌の繁殖を抑えるために抗生物質を処方し、一時的にニキビを改善させる目的で処方します。
ニキビで抗生物質を使うのがダメな理由
人間の体には常在菌と呼ばれるたくさんの菌が生きています。
抗生物質は、悪い細菌だけでなく、体に良い常在菌も減らしてしまうため、体調を乱すことがあります。これにより、体のバランスが崩れ、時には常在菌が抗生物質に耐性を持つ場合もあります。
乳酸菌も抗生物質によって影響を受け、死滅することがあります。抗生物質を飲んだあとにお腹がグルグルと音がしたり、便秘や下痢、腹痛などの症状が起こるのも常在菌が死滅することが関係しています。
また、膣の感染症を予防してくれているのが常在菌です。抗生物質を服用していると、カンジタという膣の感染症になるリスクが高くなります。カンジダの症状は、むずむず痒みが出たり、ポロポロと白いカスのようなおりものが出ます。このような症状を繰り返す方も多くいらっしゃいます。
確かに内服していると一時的にニキビが減ったりすることはありますが、ニキビができる原因が解決しないままだと薬を止めるとずっとニキビは出来続けてしまいます。その度に抗生物質を飲んでしまうと、膣カンジダを発症したり、本当に抗生物質が必要になったいざという時に耐性菌が出来て効かないという状況になる可能性があります。
一般皮膚科からすると、ニキビで悩んでいる人のニキビが治ることを優先してお薬を処方しますが、よく考えるとそれ以外のデメリットが大きすぎると思いませんか？
みんながせっせと腸活している乳酸菌や身体を守ってくれている常在菌は、抗生物質で死んでしまうことを覚えておきましょう。
あなたのニキビの原因を見つけましょう
ニキビの原因の多くが『糖質過剰とビタミン、ミネラル不足』と考えられます。
特に、若い方に多くなりがちな高カロリー低栄養食
例えば
ラーメン、うどん、パスタ、丼物、パンなどの栄養を分解してみると、炭水化物が多くを占めてビタミン・ミネラルはほんのちょっとしか摂れないという食生活です。
大人になるにつれて健康を意識するので、食事は栄養面を気にして摂取する方が多いのですが、特に一人暮らしの若い方だと経済的にも安くて美味しい物をという傾向になりがちです。こうした食生活が最もニキビを作ってしまう原因になります。
糖質はそんなに摂っていないとおっしゃる方がいますが、糖質=甘いものと認識している方がや固形の物だと思っている方が多いです。
例えば、ビール、シャンパン、日本酒、健康だと思っている甘いプロテイン、乳酸菌飲料、スポーツドリンク、ビタミンC入のドリンクなど。。。
めちゃくちゃ糖質です。しかも人工甘味料が入っているものも多いです。
『自分はストレスからのニキビです』『生理前になるとニキビが出来る』
確かにストレスや生理前でホルモンバランスが乱れ、オイリーになったり毛穴が開いたり、ニキビができやすい環境になるのですが、同時にストレスが多い時や生理前は糖分を欲しくなりませんか？
ストレスがある時、仕事が忙しくなり食事がおろそかになっていませんか？
おそらく多くの方がストレスや生理前に糖質を普段よりも摂取しているはずです。
まずはご自身が糖質を摂りすぎているということに気づき、食事を見直してみましょう。ニキビの改善方法は下記に詳しく記載しています。出来るだけ抗生物質に頼らない美肌を目指して頑張りましょう。
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