慢性的に疲労感がある、常にイライラする、仕事や学業のパフォーマンスが落ちてミスを繰り返すなど、日常生活が何もかもうまくいかないことはありませんか?もしかしたらある栄養素が不足している可能性があります。ここでは、慢性疲労やイライラの原因や対処法を説明していきます。
疲れやイライラが日常生活に与える影響
仕事や学業のパフォーマンスの低下:疲れやイライラが続くと、集中力や注意力が散漫になり、仕事や学業の遂行が困難になることがあります。ミスの増加や業務の遅延、成績の低下などが起こる可能性があります。
ストレス感の増大:疲れやイライラが続くと、ストレス感が増し、小さなことでもイライラしやすくなります。ちょっとしたことなのに、子どもに対して、夫に対して、妻に、上司に、後輩にイライラしてしまう…これが人間関係や日常生活全般に悪影響を及ぼすことがあります。
睡眠障害や体調不良の増加:疲れが蓄積すると、睡眠障害や体調不良のリスクが高まります。十分な休息が取れないことで、さらなる疲労感やイライラを引き起こすこともあります。
心理的な影響:疲れやイライラが続くと、ストレス、不安感、抑うつなどの心理的な問題が生じることがあります。これが日常生活全体に及ぼす影響は大きく、生活の質を低下させる可能性があります。
身体的な影響:長期間にわたる疲れやストレスは、身体にも悪影響を及ぼすことがあります。免疫機能の低下や消化器系のトラブル、筋肉のこわばり、頭痛などの身体的な不調が現れることがあります。
慢性疲労、イライラの原因
疲れると、「にんにく注射を打つ」と言っているサラリーマンの話を聞いたことはありませんか?実はんにく注射の成分は、ビタミンB1を主成分としたものです。疲れがとれないのはビタミンBを大量に消費している、または摂取量が少なくビタミンB不足である可能性があります。ストレス社会の現代人は足りている人は少ないでしょう。
【ビタミンBを消費するもの】
- 糖質
- 過度のアルコール
- 過食
- 妊娠中や授乳中
- ストレス
- 喫煙
- 加齢
- 頭を使う仕事や人と接する仕事
- 勉強
- 加工食品
- 精製された食品
上記内容でビタミンBを消費します
ビタミンBの働き
ビタミンB群は、体内でエネルギーの生成に重要な役割を果たしています。以下に、ビタミンBがエネルギー産生において欠かせない役割とその不足が身体に及ぼす影響について詳しく説明します。
エネルギー生成への役割
ビタミンB群は、炭水化物、脂質、タンパク質などの栄養素を体内でエネルギーに変換する過程に不可欠です。これらの栄養素を体が利用可能なエネルギー源に変換するために重要な栄養素です。ビタミンBの不足はこの代謝経路のスムーズな進行を妨げ、エネルギー産生の低下につながる可能性があります。
細胞のエネルギー生産
ビタミンBはミトコンドリアでのエネルギー生産にも関与しています。細胞内でのエネルギー産生に必要な補酵素として機能し、ATP(アデノシン三リン酸)の生成に不可欠です。
疲労感や体力の低下
エネルギー不足により、身体が十分なエネルギーを生成できず、疲れやだるさを感じやすくなります。
代謝の低下
ビタミンB不足は代謝プロセスを妨げ、食べた食事をエネルギーに変換する能力が低下する可能性があります。
神経機能の低下
ビタミンB群は神経伝達物質の生成にも必要です。その不足は神経機能の低下やストレスへの対応能力の低下につながる可能性があります。
このように、ビタミンBの不足はエネルギー生成や代謝プロセスに直接影響を与え、身体全体の機能に関わる重要な要素です。適切なビタミンBの摂取は、体内のエネルギー産生をサポートし、健康的な生活を維持する上で重要です。
ストレスへの耐性の低下
ビタミンB群はストレスに対する身体の耐性をサポートする役割があります。ストレスが増えると、ビタミンBの消費量も増えるため、不足するとストレスへの対処能力が低下し、イライラ感が増す可能性があります。
睡眠障害
ビタミンB不足による神経伝達物質の減少は、不安やイライラ感を増大させる可能性があります。これが睡眠に影響を及ぼし、入眠困難や睡眠中の中断などを引き起こすことがあります。
ビタミンB群はセロトニンやメラトニンなどの睡眠に関連する神経伝達物質の生成に関与しています。特にビタミンB6(ピリドキシン)は、メラトニンの生成に必要な栄養素です。そのため、ビタミンB不足は睡眠の質や量に影響を与え、睡眠障害を引き起こす可能性があります。
精神面のサポート
ビタミンB群は健やかな心に抜群の効果を発揮します。
「心」をつくるタンパク質。心はタンパク質が材料となってつくられます。そしてビタミンB群が多く関わっています。
嬉しい、楽しい、やる気を感じられる。健やかな心を保つのにビタミンB群は必須アイテムと言えるでしょう。
オーソモレキュラー医学研究所
ビタミンBの働きと含有量の多い食品
ビタミンB1(チアミン)
エネルギー代謝の補助、神経機能の維持、消化器官の正常な機能
- 豚肉、鶏肉、魚介類、穀類(玄米、大麦)、ナッツ類、豆類(大豆、黒豆)、乳製品
ビタミンB2(リボフラビン)
エネルギー産生、肌や粘膜の健康維持、赤血球の生成
- 乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)、肉類(牛肉、鶏肉、豚肉)、魚介類、穀類(玄米、全粒粉)、レバー
ビタミンB3(ナイアシン)
エネルギー代謝、コレステロールの制御、消化器官や皮膚の健康維持
- 肉類(鶏肉、牛肉、豚肉)、魚介類、穀類(玄米、小麦)、ナッツ類、レバー、乳製品、野菜
ビタミンB5(パントテン酸)
エネルギー代謝の促進、ホルモン合成の補助、皮膚や粘膜の健康維持
- 肉類(牛肉、鶏肉、豚肉)、魚介類、卵、穀類(全粒穀物)、野菜(アボカド、ブロッコリー)、乳製品
ビタミンB6(ピリドキシン)
たんぱく質代謝、神経伝達物質の生成、免疫機能の維持
- 肉類(鶏肉、牛肉、豚肉)、魚介類、穀類(玄米、オートミール)、バナナ、レバー、ナッツ類、乳製品、野菜
ビタミンB7(ビオチン)
脂肪酸の代謝、糖の代謝、健康な皮膚や髪の維持
- 卵黄、レバー、大豆製品、ナッツ類、酵母、肉類、魚介類、乳製品
ビタミンB9(葉酸)
DNA合成、細胞分裂、胎児の神経管形成のサポート
- 葉野菜(ほうれん草、レタス)、レンズ豆、アスパラガス、シイタケ、サンフラワーシード、レバー、卵
ビタミンB12(コバラミン)
赤血球の生成、神経機能の維持、DNA合成の支援
- 肉類(牛肉、鶏肉、豚肉)、魚介類(鮭、マグロ、鯖)、貝類、レバー、乳製品、卵
手軽に摂れるビタミンB
お腹に優しいロールドオーツタイプ
楽天ランキングに何度も入賞している無添加素焼きミックスナッツ
ふっくらとした高品質なナッツでそのまま食べても美味しい
慢性疲労に本気で悩んでいる方に
ビタミンBは水溶性のビタミンなので、すぐに代謝、消費されてしまうので、一気に摂取するよりは、定期的に摂取することが重要です。
食事が不規則であったり、仕事でまともな食事を摂れない方、毎日の食事で摂取してもストレスが多く消費されてしまう方にはサプリメントも摂取することで慢性疲労が改善することがあります。
ドクターズサプリなので含有量や成分も安心して摂取できます。
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